遠慮は必要ありません。フレオンのインスタンスで遊びましょう

 一服しながらTwitterに目をやると、VRChat界隈のタイムラインが荒れていました。ことの発端はとある方のツイートでした。現在該当のツイートは削除されているので、手元に残っていたキャプチャから文字を起こします。

以下、引用

強い言葉を使います。 フレオンの部屋を立てて人が来てくれる貴方は、来てくれている人に会いたい誰か(貴方とフレンドではない)が、来てくれたフレンドに、気軽に会いに行ける機会を奪っています。

「あの人に会いたいのに、今日もプレベだ」 となっている貴方は、機会を奪われているかも?

(ここにイメージ図)

「あの人いっつもプラベにいるじゃん!」

「新しいことがなくてVRChatつまらない!」 「もっと交友関係を広げたいのに!」

その原因の9割(個人の体感です)は、皆さんがフレンドオンリーの場所にいるからでーす!! フレンドのフレンドと新しく出会えー! フレンド+でインスタンスを建てろー!

引用ここまで

 これにはVRChatの仕様が悪い部分もあるのですがそれは後述します。ひとまずこのツイートに対して個人的な感想を述べると人の遊び方(VRChatの使い方)に指図をするなの一言です。

 また、Friend Only(以下、フレオン)のインスタンスを立てている人が悪いかのような言い方は非常に不愉快です。各々には各々の考えがあってインスタンスの種類を選ぶわけで、それを他人に兎角言われる謂れはありません

 その人と遊びたいのであれば、Request Invite(以下、リクイン)を送れば良いだけです。おそらくこのツイートをされた方はリクインを送るというプロセスを「気軽に会いに行く機会を奪う」と言っているのでしょうけれど。

 でも、フレオンでインスタンスを立てている人には何らかの理由があるわけで、リクインを送ることが出来る仕組みがある以上、それに則るのが通りではないでしょうか。

 もし、フレオンのインスタンスに居た時、リクインが送られてきたらば、それは貴方に会いたいという証左であり、リクインを送られた人がリクインを送った人に会いに行ったり、一緒に居る人とコミュニケーションを取って、インスタンスの種類を変えれば良いのです。1

 そのコミュニケーションが面倒がり「私が会いたいときに会えないなんて酷い」という思想は独りよがりです。

 あと、友達の友達は他人です。そこには思想が異なる人も居ます。Friend+でインスタンスを立てると、当然、他人が入ってきます。思想が異なる人が来たら面倒くさいですよね。

 VRChatのChatは雑談の意です。思想が異なり会話が成立しない人2がインスタンスに来るとしんどくないですか。もちろん、元気な時はそういう人とコミュニケーションを取るのも面白いですが、いつだってコンディションが万全なわけではありません。

 ですから安心してください。あなたは悪いことをしていません。フレオンでインスタンスを立てたければフレオンでインスタンスを立てましょう。

 というか、新しいことをしたかったり、交友関係の輪を広げたければPublicのインスタンスに行けば良いのでは……。

 ここからは、後述するとしたVRChatのイケていない仕様について書いていきます。  フレオンのインスタンスは、インスタンスを立てた人とフレンドでない場合、そこに居るユーザは全員「User in Online in a Private World」(通称、プラベ)と表示されます。そのため、本当にプライベートなインスタンス(Invite・Invite+)にいるのか、フレオンにいるのか判別できません。この仕様は正直イケていないと思うのでプラベ表示ではなく「フレオンのインスタンスに居ます」みたいな表示に変わるとか、ステータスメッセージが自動的に変わるとか、そういう仕様変更はあっても良いと思います。なお、この問題の提起はすでにCannyで行われています。気になる方は是非Voteしましょう。

 ちなみに外部のツールで自身がフレオンのインスタンスに移動した場合、自動的にステータスメッセージを変更するフレオンなうVRChatFriendOnlyNowというツールがあります。自分がフレオンにいることを伝えたい方はこちらのツールの導入をお勧めします。

 それでは、楽しいVRChatライフを。


  1. フレオンのインスタンスを立てた人とフレンドで無い場合、リクインを承認してもインスタンスに入れないため ↩︎

  2. 会話が成立しないというのは、言語の壁をさしているわけではない ↩︎

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